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アンチエイジング効果があるレチノールとは

投稿日:2017年7月31日 更新日:

 

アンチエイジング化粧品によく使われているレチノール。レチノールにはどんな効果があるのでしょうか?レチノールの正体や効果に迫ります。

 

効果があるレチノールはビタミンAの一種

レチノールは人や動物の体内にあるビタミンAの一種です。ビタミンAとはレチノール・レチナール・レチノイン酸およびこれらの3-デヒドロ体と、その誘導体の総称です。ビタミンAには皮膚や粘膜を守る働きがあり、十分に摂取することで肌のハリやツヤがよくなります。

 

効果があるレチノールの種類

身体の中にあるレチノールはレチナール→レチノイン酸と変化し肌の代謝を促す役割を担っています。レチノイン酸は「トレチノイン」という処方薬(医療用医薬品)になっていて、医師の処方がないと使うことができません。副作用が強く取り扱いが難しいため化粧品への配合が禁止されています。レチノールはレチノイン酸と比べると効果は劣ります(トレチノインの100分の1以下と言われています)が、その分副作用も弱くなっています。レチノールは壊れやすいので、化粧品に使う場合は他の成分を結合させて安定化させて使います。主なものは次の5つです。

 

パルミチン酸レチノール

レチノールを安定化し、粘膜に吸収しやすくしたもの。酢酸レチノールに比べて刺激は少ないとされていますが、ピュアレチノールより効果は低いです。

 

酢酸レチノール

レチノールに酢酸を結合させて安定化したもの。レチニルアセテートとも言います。

 

シラスフィアレチノール

レチノールと天然ビタミンEを配合したもの。レチノールと比べて刺激は少ないです。

 

ピュアレチノール(純粋レチノール・純正レチナール)

水溶性で浸透しやすく、効果が24時間以上持続すると言われています。主にエステなどで使用されています。

 

レチノイン酸トコフェリル

レチノイン酸という名前がついていますが、医薬品ではなくレチノールの一種。レチノイン酸とビタミンE誘導体(トコフェロール)を結合させて、レチノイン酸とほぼ同等の効果が持ちながら安全性を高めたもの。ロート製薬が開発しました。これを配合している商品はまだ少ないものの、高い効果が期待できます。

 

レチノールの効果

肌のターンオーバー(新陳代謝、生まれ変わり)は28~45日と言われています。化粧品は次のターンオーバーが起きるまで継続して使用することで効果が実感しやすくなります。最低でも1ヶ月は継続して利用し、効果を確かめましょう。レチノールには主に次の2つの効果が期待できます。

 

シワやたるみに効く

皮膚は深い部分から順に皮下組織、真皮、表皮という構成になっています。肌の真皮の部分にある繊維芽細胞(せんいがさいぼう)で、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンという肌のハリや弾力の元となる物質が作られています。加齢とともに繊維芽細胞の数が減り、働きが衰えることで、シワやたるみができてしまうのです。レチノールにはこの繊維芽細胞を活性化させる働きがあります。肌のハリやツヤがアップすることで、シワが目立たなくなります。まだシワがない若いうちから使うことで予防にもなります。

 

シミやくすみ、ニキビに効く

レチノールにはピーリング作用があり、肌の新陳代謝を活発にすることでシミやくすみ、ニキビ跡などを目立たなくします。つまり、美白効果が期待できるわけです。レチノール誘導体であるレチノイン酸は、美容皮膚科などでニキビ跡の治療用にも用いられてきました。大人ニキビに対しての効果は期待できますが、10代によく見られる皮脂の過剰分泌が原因のニキビ(思春期ニキビ)にはあまり効果が期待できません。

 

レチノールには副作用があります

レチノールは効果が高い反面、副作用も強いと言われています。実際次のような副作用が報告されています。

 

・肌が赤くなる

・発疹が出る

・かゆくなる

・皮がひどく剥ける

・ヒリヒリする

 

敏感肌の人は特に注意が必要ですが、肌が強い人でも高濃度のレチノールが配合された化粧品を使うと副作用がおきる場合があります。二の腕やデコルテに少し塗って24時間経っても異常がないかを確認してから、顔に使用するようにしてください。また、ビタミンAの過剰摂取により奇形の赤ちゃんが生まれる可能性が高まるという調査結果があります。食品による摂取なので、肌に塗るのとは違いますが、念のため妊娠中の人は使用を控えましょう。

 

おすすめのレチノール効果配合美容液・クリーム

 

レチノールは油に溶けやすい性質があるので、クリームや美容液として使うのがおすすめです。おすすめのレチノール配合美容液・クリームを紹介します。

 

ビーグレン QuSomeレチノA

カプセル化したピュアレチノールとレチノイン酸トコフェリルの2種類を配合した美容液です。効果の高いレチノイン酸トコフェリルが配合されているので、医薬品並みの効果が期待できます。モニターアンケートでは93%の人が満足という結果が出ています。価格は15gで6,000円です。

 

アンプルール ラグジュアリーホワイト エマルジョンゲンEX

パルミチン酸レチノール配合のオールインワン美容液。化粧水をつけてから使用するというスタイルなので、厳密にはオールインワンとは言えないかもしれませんが、これ1つで美白もエイジングケアもできるのはうれしいですね。肌の若返りに効果があるといわれるEGF(タンパク質の一種)も配合されています。赤いかわいい容器で気分も上がります。価格は120gで8,964円です。

 

DHC 薬用レチノAエッセンス

医薬部外品のクリームタイプの美容液です。レチノール以外にも、オリーブバージンオイルやプラセンタなどの美容成分がたっぷり配合されています。約10日間で1本を使いきるよう小分けになっているので、1か月間清潔に使用できるのがうれしいですね。通常価格は5g×3本3,888円。

 

資生堂 エリクシール シュペリエル レチノバイタルクリーム

純粋レチノールに、保湿成分としてスーパーヒアルロン酸などを配合した目元・口元用の美容液です。1度出したら2度と戻らない特殊加工の施されたチューブを使用しています。医薬部外品。価格は15gで7,800円です。

 

Gracieux+(グラシュープラス)

パルミチン酸レチノール配合のアイクリーム。他にもトリプルヒアルロン酸とダブルコラーゲンを配合し、保湿力に優れています。抗シワ製品評価試験において有効性が確認されています。通常価格は20gで9,074円ですが、初回限定価格はなんと1,500円です。

 

レチノールの効果を最大限にする注意点

レチノールが配合された化粧品を使用する際は、次のことに注意してください。

 

使い始めは、高濃度のものは避ける

初めて使う場合は高濃度配合のものは避け、濃度の低いものや肌にやさしいものから試すようにしましょう。2~3日に一度くらいの頻度で少量ずつ使用し、問題がないようであれば規定の使用量まで増やすといいでしょう。また、季節の変わり目や生理前、体調の悪い時などは肌が敏感になっているので、使用を控えるか、使用量や頻度を減らすなどして肌に負担をかけないよう注意しましょう。

 

紫外線対策を行う

レチノールは紫外線にあたると効果が弱まります。そのため夜のお手入れでの使用が効果的ですが、昼に使用する場合は日焼け止めを塗るなどの紫外線対策をしっかりと行ってください。また、レチノールを使用した肌は、一時的に紫外線などの刺激に弱い状態となります。そのため紫外線対策を万全に行う必要があります。

 

レチノールを効果を食事からも摂取しよう

 

エイジングケアに優れた効果を発揮するレチノールですが、副作用が強く人によっては肌に合わないこともあります。そんな時は食事から摂取しましょう。ビタミンAの1日の摂取量は、成人男性なら約760μg、成人女性なら約600μgです。ニンジンで言うと1本程度です。レチノールはレバーやうなぎ、卵、乳製品に多く含まれています。脂溶性で水に溶けず体内に蓄積しやすいので過剰摂取は禁物です。レチノールは過剰に摂取すると頭痛、疲労感、脂肪肝などを起こしますので、注意が必要です。

 

レチノール効果まとめ

 

レチノールはエイジングケアに優れた効果を発揮しますが、その反面怖い副作用もあります。肌に合わない場合は、すぐに使用を中止してください。用法・用量を守ってシワ・シミ・たるみのない美しい肌を目指しましょう。

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